GUINNESSに関するウンチク

ハロウィーンとアイルランドの関係 / GUINNESSのお話 その 11

今回はギネスとは直接関係ないのですが、アイルランドのお話をしてみましょう

秋が深まって冬へと移行する時期
特にイベント事がなかったこの時期に、ここ数年日本でもハロウィーンが盛り上がってくるようになりました

ところでギネスファンの皆さんの中に、ハロウィーンの10月31日が近づくとアイリッシュパブが異様に盛り上がっているなぁと感じたことがある方がいるんじゃないでしょうか??
店内スタッフもお客さんも仮装していて、みんなこれでもかというくらいはしゃいでいる
オレンジのカボチャや様々な装飾
メニューを広げてもハロウィーン限定の特別メニューなんかあったりします

それはアイリッシュパブに多く外国人が集まるからというわけでなく
実はハロウィーンは元々アイルランド(ケルト人)が発祥のお祭りだからなんです

数千年前、現在のアイルランドやスコットランドらで生活していたケルト人の間に「Samhain」というお祭りがありました
「Samhain」とは“収穫期の終りと冬の始まり”を意味します
当時、夏は10月31日に終わり、翌日に冬とともに新しい一年のセクションが始まるとされていました
彼らはこの日の夜を“物事の移り変わりの夜”とし、時間と空間が一時的に曖昧な状態となる為、霊界とこの世が交差すると考えました
この混乱に乗じて死者の霊や魔女や幽霊がこの世に現れ、人々は悪霊たちを追い払うため恐ろしい格好をして音を立てながら練り歩いたのです

これがハロウィーンの起源と言われています

時は大きく過ぎて19世紀
深刻な飢饉に見舞われ、生きる為に職を求め100万人以上のアイルランド人がアメリカに渡りました
そして彼らはこのハロウィーンの伝統も一緒に持ち込み、やがて世界中に伝わったのでした

ちなみにハロウィーンでよく目にするカボチャのおばけ「ジャック・オ・ランタン」もアイルランドの民話が起源だという説もあります
『ペテン師ジャック』のお話です
このお話はnoiのカウンターですることにしましょう

とまあ簡単にお話ししましたが、ザックリ言うとハロウィーンはアイルランドが発祥なのです
ということでハロウィーンは仮装して街へくり出し、おいしいギネスで乾杯しましょう!!